【2023年4月】読み終わった本とか

 

ビジネス書

メン獄『コンサルティング会社完全サバイバルマニュアル』

私の仕事におけるコミットメントとか誠実さに関する価値観は、思えば相当の部分をこの方に影響されているなあ。おそらくそういう人はきっと沢山いて、着実に社会を変えているのではないかな…。一連のツイートやテキスト、自分の限界はここじゃないと思わせていただいている。

 

楠木建『ストーリーとしての競争戦略』

コモディティ化した業界でシェアを取っていくには爆裂に生産効率を上げるか合理的な逆張りをするかになるよね、という本(暴訳)。性格的に前者を選び(逃げ)がちだけど、後者を発見してベットできる知見と構想力、そして勇気を身に着けねば。

 

宮木幸一・郡山幸雄『多数派の専横を防ぐ 意思決定理論とEBPM』

多数決より公平な投票(意思決定)手段や事例をとりあげた本。面白かったが、ざっくり言ってしまえば「よりフェアな多数決とはなにか?」という本で、会社組織における合理的な意思決定を期待して読んだ私の目的にはそこまでフィットしなかった。明確な上位決裁者が存在するなかで組織として合理的な意思決定を選び続ける方法を学びたい。

 

小説

小高和剛『ダンガンロンパ ゼロ (上・下)』

某お嬢様の実況動画を観て購入。江ノ島盾子はもとより、むくろお姉ちゃんが好きですね…🤔

 

チャン・ガンミョン『極めて私的な超能力』(吉良佳奈江 訳)

表題作の「極めて私的な超能力」、数ページの短編なのだけどSFでエモでトレンディで良かった。青春モノにSFが接続してくるのは今となっては定番だけど、こういう接続のされ方も面白いなー。

 

ウラジーミル・ソローキン『愛』(亀山郁夫 訳)

Twitterでは最早おなじみソローキン。端から端まで気が狂ったテキストなのだが、脈絡がなさすぎて普通に映像化困難=テキストでしか成立しないのでむしろ文学としてすごく純度が高い…のか? 収録作の大半が唐突に嘔吐/排便/排尿/射精する話なのだが……